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「正露丸」が世に生まれてから2013年で111年。大幸薬品の長い歴史は正露丸の有効成分である「木(もく)クレオソート」の安全性と有効性を明らかにし、国内外に広めていく歴史でもありました。一般には「下痢止め」というカテゴリーに分類される「正露丸」ですが、他にも脱水対策、アニサキス症、また、セロトニンによって誘発される過敏性腸症候群、ダンピング症候群などお腹周りのさまざまな症状に対する有効性が科学的に証明されています。

世界的に医療費の高騰が問題化している中で、セルフメディケーション(自己管理治療)の普及はますます重要となりつつあります。そのような流れの中で、古き良き伝統薬を最新のサイエンスによってエビデンスを明らかにし、時代に合わせた形で提供し続けていくことは、医療全体を豊かにしていく一つの重要なテーマとなっています。その意味で私たちの担う使命は今後ますます大きくなっていくと、私は考えています。

「命を守る」、感染管理事業の意義

私たちのもう一つの使命、それが「感染管理事業」です。当社独自の特許技術で二酸化塩素の濃度を液剤とゲル剤、そして発生装置でコントロールし、人の居住空間での使用を可能にしたことで、「空間除菌」が現実のものとなりました。長らく外科医として医療の最前線に携わってきた私ですが、この事実を目の当たりにしたときの驚きは今でも忘れられません。すぐに海外の研究機関に動物感染実験を依頼し、その研究結果が「JGV(Journal of General Virology)」という世界的な科学雑誌に掲載されると、私は世界を揺るがす程のまったく新しいイノベーションが起こったことを確信したのです。

今まで不可能とされてきた空間中の感染を低減できることで、ノロウイルスやインフルエンザや麻疹、結核といった病原微生物に対する画期的な予防が可能となり、さらには医療施設における院内感染の防止、またウイルスが原因とされるガンや難病の発生率を低減できる可能性など、さまざまな効果が期待できます。もちろん医療分野のみならず、人々の暮らし全体がもっと快適で豊かなものに大きく変化していくことでしょう。

「空気に価値を与える」こと

1867年に、外科医の手や手術器具の細菌付着による汚染で、化膿が起こるという考えの元、フェノールによる防腐法を英国人医師ジョセフ・リスター(※)が実施してから欧米各地に普及するまで約20年。二酸化塩素による感染管理は、それ以上のスピード感を持って世の中に浸透していくはずです。すでに医療機関や研究施設といった分野での物体除菌や空間除菌の活用が始められ、その成果が報告されつつあります。多くのデータが蓄積されたのちには、一般の施設や家庭への普及も一気に加速することでしょう。事実、先見性のある企業からはもう私たちにオファーが届き始めています。近い将来、さまざまな分野で「空気に価値を与える」という概念が人々の生活習慣に落とし込まれ、次々と新しい市場が生まれていくはずです。そのとき私たちはそのもっともコアな部分を担う存在として、大きな社会的役割を担うことになるでしょう。

歴史に残る仕事

このように、私たちの事業には大きな価値と使命があります。そしておそらく、その先には想像を超える成果物があり、私たちは歴史に残る程の大きな仕事の能動者となるはずです。もちろん新しい道を切り開いて行く以上、常にリスクはあります。しかしながら、これだけ変化の激しい現代においてリスクのない生き方などどこにもありません。ならば自らの信念を頼りに、誇りを持って困難な道に取り組む方が面白いと思いませんか。

有り難いことに当社にはそんな覚悟をもった有能な人材が数多く集まってくれました。私自身、彼らと共に切磋琢磨しながら、この人生を掛けるに値する大きな挑戦に臨めることに胸が高鳴っています。もし面白いと思って頂けるのであれば、ぜひあなたも加わって欲しい。あなたのご参加を心からお待ちしています。

外科医として大阪大学医学部第二外科をはじめとする数々の医療施設にて勤務ののち、2004年大幸薬品㈱副社長に就任後、「感染管理事業」を立ち上げる。2009年東証2部上場を、翌2010年には東証1部上場を果たし、同年代表取締役社長に就任。

ジョゼフ・リスターの参考文献 : Wikipedia ジョゼフ・リスター

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